喜久盛酒造について

喜久盛酒造は明治27年に創業した岩手県北上市に残る唯一の酒蔵です。

東日本大震災の被災により、蔵が崩れるなど酒蔵半壊と醤油蔵全壊の被害を受けるも、クラウンドファンディングで見事資金調達し、現在もなお岩手県産米だけを使用した美味しい純米酒を造っておられる銘蔵です。






タクシードライバー


5代目蔵元、藤村卓也さんが平成17年に立ち上げた新しい銘柄です。

映画業界で活躍するデザイナーの高橋ヨシキさんと藤村卓也さんとの、映画好きの二人によって誕生しました。
高橋ヨシキさんによるネーミング、ラベルデザインと酒質の注文に藤村卓也さんが応えた形です。
山廃による酒母を使用した純米酒の原酒で「燗で美味しい純米酒」がコンセプトのしっかりとしたコクとキレがある食中酒です。 個性的なラベルで日頃清酒を飲まない方にも「何だ?」と手にとってもらい、飲めばリピートして頂けるようなしっかりとした酒質に仕上げています。

加水やブレンドを行わないため、タンク毎にアルコール度数や味わいが微妙に変わります。 (いつ買っても同じ味というわけではない) 裏ラベルに「○○號」と番号があるので、飲み比べ時に参考にしてみてください。

年によっては酵母や火入れの有無も変わり、同じ名前でも随分と印象が変わります。 生酒ですが、保存は冷蔵でなくても「冷暗所」でOK. 常温(冷暗所)でも熟成が進み味わいが変化していきます。 ぜひ、様々な変化を楽しんでください。

 
北上夜曲


先代が発売していた銘柄を現代風に復活させました。
原料米は地元産「亀ノ尾」を100%使用。

亀ノ尾は多くの食米・酒米の祖でもある古い品種ですが、硬質で独特の味わいがあり、現代でも酒造りに使用されています。

1960年頃流行った曲「北上夜曲」ともイメージピッタリな風情あるラベルは、昭和ムードなイラストを描く吉岡里奈さん作。

岩手県オリジナル麹菌「黎明平泉」と協会6号酵母で醸しています。

 
トヨニシキ55 秋あがり


「秋あがり」とは、「秋においしく仕上がりました!」という意味合いです。(お酒の状態を表す)

同じく秋に聞かれる言葉に「ひやおろし」がありますが、ひやおろしとは、清酒製造の終わり時期にあたる春先(3月頃)にできた原酒を、品質の安定化のため一度加熱殺菌(火入れ)し、ひと夏熟成させて秋に発売されるお酒のうち、二回目の火入れをせずそのまま瓶詰めされて発売される「生詰め」と言われるお酒のことです。
火入れ(加熱)せずに、冷や(=常温)でおろす(製品化する≒瓶詰めする)ことから「ひやおろし」と呼ばれます。(製品化の方法を表す)

 

蔵元別

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