【みしま村 荒濾過 720ml 25度】
商品案内
看板銘柄「焼酎みしま村」の荒濾過で仕上げた商品です。
蒸留後30日間甕貯蔵し、荒濾過(最小限の濾過)を行い、25度へ加水、瓶詰めされました。
芋本来の旨味、甘味とコクのある昔懐かしい芋焼酎の味わいをお楽しみいただけます。
◎ 荒濾過(あらろか)とは
ゆるい濾過、必要最低限の濾過、しっかりとした濾過を行っていないという意味で、詳細は蔵により異なるようです。濃厚な焼酎を製品化するための方法の一つです。
焼酎は蒸留という工程があり、どぶろくのようなドロドロとした「もろみ」から水とアルコールと微量の油成分を焼酎として取り出します。
水とアルコールだけだと「なんか甘い水」な味わいが、微量の油成分を含むことにより焼酎らしいバラエティに富んだ香味を感じられるようになります。
ですが、あまりに油成分が多いとクドく感じたり、油なので表面に浮くことで酸化して味わいが変化するため「前と味が違う!」とクレームの元となり、また、油成分が焼酎のなかでフワフワと集合して浮いてるように見えることがあり「ゴミが入ってる!」とクレームの元となるため、近年ではとにかく徹底して油成分を除去した製品がほとんどです。
その中で荒濾過は、酸化予防のために浮いた油だけ取り省き、旨味を残すため焼酎に溶け込んだ油はできるだけ残す方法を各蔵元さんが工夫して商品化したものです。
綿のようなフワフワ油は旨味成分の集合でもあり「焼酎の華」とも呼ばれ、美味い焼酎の証でもあります。
クレーム覚悟で蔵元さんが送り出してきた美味い焼酎を、ぜひお楽しみください。
◎ 原料芋について
みしま村は3つの島(黒島、竹島、硫黄島)から成りますが、「焼酎みしま村」の原料芋はすべて黒島産のベニオトメを使っています。
(同じ品種の芋でも島が変わると焼酎の香味が変わるそうです)
◎ レギュラー酒の「焼酎みしま村」について
通常の「焼酎みしま村」は、濾過を行った原酒を半年以上甕貯蔵し各年度の原酒をブレンドすることで味の安定化をはかっています。
商品詳細
商品 | 荒濾過 焼酎みしま村 |
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内容量 | 720ml |
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アルコール度数 | 25度 |
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タイプ | 芋焼酎 |
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蒸留方式 | 常圧蒸留 |
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原材料 | さつま芋(ベニオトメ)、米こうじ(国産米、黒麹) |
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蔵元 | みしま焼酎 無垢の蔵 |
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特徴 | ゆるい濾過による濃いめの味わい |
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※ 今までの化粧箱の廃止やラベルの改良により、前年より価格が下がりました。
2022年12月16日発売開始
蔵の情報
蔵元名:みしま焼酎 無垢の蔵
住所:鹿児島県鹿児島郡三島村黒島204-1
代表銘柄:「みしま村」「メンドン」
三島村は鹿児島の本土近くにあり主に3つの島で成り立っています。
「みしま焼酎 無垢の蔵」は、地域おこしを目的とした島内での焼酎造りのために、鹿児島で最も新しい113蔵目として誕生した村営の焼酎蔵です。
「焼酎プロジェクト」として、さつま芋の植え付けから栽培・収穫、さらには焼酎製造まで村民と役場職員と蔵人と、村をあげて取り組まれています。
蔵の新設にあたっては製造量が少量でもOKな「焼酎特区」として許可され、許可の条件として原料芋と水は村内産である必要があります。
製造量は一般的な小さめの蔵の更に1/5程度。すべてが小さくコンパクト。
現在では「みしま焼酎 無垢の蔵」で造られる焼酎の原料さつま芋は三島産のベニオトメ100%です。
ベニオトメを使用した焼酎はかなり珍しいですが、この品種は収量が多く、保存性も良く、さらに食べても美味しいということで、島の生活には欠かせない、ずっと昔から栽培されてきたサツマイモです。
島の生活に息づくベニオトメを使って焼酎を造るということは、「愛着とこだわり」です。
黒島は大変に水が豊富。
新しい蔵ですが、一次仕込みは甕壺を使用。
芋の傷んだ箇所をみんなで削り取る作業。
紅イモを使うので、醪も赤みがさします。